美雨の部屋へようこそ

世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

Entries

獅子王アレキサンドロス Alexander the Great

獅子王アレキサンドロス Alexander the Great


alexander-the-great.jpg


阿刀田高の「獅子王アレキサンドロス」を読んだ。
アレキサンドロスは彼の故郷マケドニア、ひいてはギリシャ語の呼び名であるが、英語ではアレクサンダー大王 、日本ではアレキサンダーと 表記する教科書も多い。

「獅子王アレキサンドロス」は600ページ以上にわたる長編小説であるが、historyというよりは、his storyが楽しめる本だ。
古代史において最も魅力的な人物のひとり。その短くも波乱万丈の生涯とダイナミックな東方遠征の物語に、しばし惹きこまれた。


アレクサンダーの軌跡を、かいつまんでざっと紹介したい。

BC356年 マケドニア王フィリポス2世の息子として誕生
     少年時代にはアリストテレスの薫陶を受ける
336年 父王の暗殺 20歳で即位
334年 アケメネス朝ペルシャ討伐 5万の軍を率いて遠征 22歳
333年 イッソスの戦いで勝利 フェニキアの古港ティロ滅亡
331年 ガウガメラの戦いで数十万の敵主力と戦う 25歳 ダレイオス3世は逃亡
330年 ペルセポリスを破壊炎上 ペルシャ帝国滅亡
    険しい山岳地帯を越えて中央アジア、そしてインダス川に達する
326年 ヒュダスペス河畔にてポロス王に勝利 30歳
    インダス河を下り、アラビア海沿岸を海陸路に分けてスサへ
323年6月13日 アラビア遠征の直前、バビロンでマラリアに罹って死去 32歳 
    遺体はアレクサンドリアに移送されたが、大王の墓所は未発見




alexander-the-great2.jpg



もしも大王が早世しなかったら、海路アラビア半島をめぐってエジプトへ赴き、さらには、北アフリカ、イベリア半島までを制圧する夢を抱いていたといわれている。
あまりにも偉大であったがゆえ、大王亡き後は帝国の相続争いは熾烈を極め、血みどろの殺し合いの末に分裂していったのだ。

大王の東方遠征の行程を現在の国に置き換えてみると・・・
ギリシャ、トルコ、シリア、レバノン、イスラエル、エジプト、イラク、イラン、アフガニスタン、ウズベキスタン、パキスタン、インドである。
例えばツアーを作ることを仮定しても、現在のイラクとアフガニスタンの状況を見れば、無論不可能である。
現代の交通手段を以てしても長く困難な旅路なのに、馬と徒歩で移動したことを考えただけでも想像を絶する行程である。



いまなお壮麗なペルセポリス
いまなお壮麗なペルセポリス



8世紀のイスラム進軍のルートは、実にアレキサンダー大王が辿った道と符合し、現在のイスラム諸国を網羅する領域になっていることに気がつく。当時のイスラム戦士たちも「従えば名誉、抗えば殲滅」という戦術や統治策において、間接的にアレキサンダーの影響を受けていたに違いない。

私がこれまで行った大王の通り道にあたる主な遺跡や都市としては、トロイ、タキシラ、ペルセポリス、イスファハンなどが挙げられるが、その遥かなる隔たりを思うにつけて、茫洋たる思いにとらわれるのだ。


※トップ画像は「イッソスの戦い」の一部分
愛馬ブケファラスに乗ってダレイオス3世と戦う若きアレキサンダー大王
ポンペイの牧神の家で発見されたモザイク BC2~1 ナポリ考古学博物館蔵


❤最後まで読んでくれてありがとう❤
Alexander the great 3
ポチポチッしてくれたらアレグサンダー嬉しいなぁ


★このランキングに参加しています。更新の励みになるので押して下さると嬉しいです★
にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ人気ブログランキングへ
(>ω<)ポチに感謝デス♪


体調がいまひとつなので、今回コメント欄閉じさせていただきしたm(__)m

海外旅行の計画は体験談を参考に



注目の格安海外旅行、旅行がビジネスに!

手堅く不労所得!


Comment

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2017.07/04 21:07分 
  • [Edit]

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2017.07/03 18:15分 
  • [Edit]

ショーンさま 

こんばんは^^
今回も素敵なコメントを頂戴し、ありがとうございます<(_ _)>

のちの世のクレオパトラが尊敬し、エジプトに彼の名にちなみアレクサンドリアという海洋都市を築いて図書館を所有していたのも有名なエピソードですね。^^
ショーンさんとも奈良でお話しましたが、英雄と呼ぶのか征服者と呼ぶのか、歴史的人物の評価って、その時代の尺度でしか測れないと思っていましたが、本を読み続けていくと彼の政治と統治策ってすごく寛大で賢く理想的なんですよね。ローマ大帝国の規範ともなっているアレクサンドロスの施策は(教師兼軍師アリストテレスの助言などもあったのでしょうが)まことに素晴らしく、なぜ彼が後世、アレクサンダー・ザ・グレートと呼ばれたのか、芯から感じた境地でした。ショーンさんいつもありがとうございます。

  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2017.07/01 23:27分 
  • [Edit]

土佐けんさま 

こんばんは^^
お忙しい中、コメントありがとうございます<(_ _)>

> アレクサンダー大王は知っていますよ^^
> ヨーロッパを席巻し、インドまで
> 版図を広げた方ですよね~
> あの時代に凄いことだと僕も思います!


本当ですね。ローマ以前の英雄ですもんね^^
あの短い生涯で東ヨーロッパからインダス川まで・・・ミラクルですね。その図版の広さは、千年以上たったときの覇者;モンゴル帝国のチンギス・ハーンより広かったというので驚きです。側近やブレーンが又とんでもない優秀な逸材だったのでしょう。^^
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2017.07/01 23:17分 
  • [Edit]

べえべえさま 

こんばんは^^
紀元前に、こんな大きい(というより、ドデカい)スケールを持った若き英雄がいたとは、本当に驚きですね
けれど、そうなんです、”たった一代で”というところに不幸の種も潜んでおり、超速スピードの征服は、帝国の崩壊も早いという側面を持っていて、一見強靭に思えるアレクサンドロスも、決して強くない体と先天性のてんかんを持っていたこともあり、彼の夭逝を側近たちは覚悟していたようです。それでも優秀な側近や、アリストテレスのような教師(軍師)に恵まれて、アレクサンドロスの落とした地は、それぞれ土着の宗教を認め統治も限りなく自治領制に近く、反乱はなかったといいますから、彼がもっと長生きして、子孫をたくさん残していたら、あるいはローマ帝国以前にマケドニア大帝国の版図が地図帳をうめつくしていたかもしれませんね^^ロマンです。
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2017.07/01 23:12分 
  • [Edit]

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2017.07/01 21:54分 
  • [Edit]

NoTitle 

ショーンです
アレキサンダー大王のお話でしたね
紀元前4世紀、ふっと意識が飛ぶほどの昔、
彼はこの世に生を受けたのですね
連戦連勝、あっという間にギリシアからアジアに及ぶ
大帝国を築き上げた男、神が遣わした神でしょうか
美雨さんのブログは、いつもガツンと怠惰な私の心を
揺さぶってくれます
  • posted by ショーン 
  • URL 
  • 2017.06/29 21:57分 
  • [Edit]

こんばんは 

世界史には詳しくない僕ですが
アレクサンダー大王は知っていますよ^^
ヨーロッパを席巻し、インドまで
版図を広げた方ですよね~
あの時代に凄いことだと僕も思います!

ポチッ全部!
  • posted by 土佐けん 
  • URL 
  • 2017.06/29 20:46分 
  • [Edit]

NoTitle 

アレキサンダー大王をはじめて知ったのは中学の社会科の時です。
その広大なスケールをたった1代で、しかもけっこう若いイケメン顔した青年の部隊だったと知った時、さすがの僕も鼻を垂らしている場合ではないなと背筋を正した記憶があります。
馬にまたがったその端正な横顔に、ファンは多いのかと推察します。
若くして逝ってしまったところもまた、世界史を語る上で魅力のひとつなのかもしれませんね。
「アレキサンダーの東方遠征」、すべてがお手上げの世界史ロマンのひとつで、凡人にとっては長生きすることしか勝ち目がありません。
「無事これ名馬。」
馬にまたがるアレキサンダーに勝てるのは、こんな捨てゼリフくらいですかね。
  • posted by べぇべぇべぇ 
  • URL 
  • 2017.06/29 18:52分 
  • [Edit]

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2017.06/29 10:30分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

過去記事は画面右上の検索フォームか左下のカテゴリー、早見表で探して下さい。

当ブログにて使用させて頂いておりますドラマ等の画像の著作権、肖像権は全て出所元にあります。当サイト内の文章の無断転載、無断トラックバックはお断りしております。

尚、此処はあくまで個人のサイトとして書いているブログであって、”公の掲示板”とは異なりますので、いきなりの複数の質問ばかりのコメント等はご容赦願います。返答致しかねます。

また、記事に関係のない内容のコメントや荒らしに該当する方、挙動不審な方は場合によって制限をさせていただきます。

最新記事

 

カテゴリ

八重の桜レビュー
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話 27話 28話 29話 30話 31話 32話 33話 34話 35話 36話 37話 38話 39話 40話 41話 42話 43話 44話 45話 46話 47話 48話 49話 50話(終)

韓国ドラマあらすじ
天地人(発酵家族)
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話(最終話)

神と呼ばれた男
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話

強力班
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話(最終話)

風の国
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話 27話 28話 29話 30話 31話 32話 33話 34話 35話 36話(最終話)

風の国あれこれ
その1 その2 その3 その4 その5 その6

人生画報
作品紹介 1-4話 5-8話 9-12話 13-16話 17-20話 21-24話 25-28話 29-32話 33-36話 37-40話 41-44話 45-48話 49-52話 53-56話 57-60話 61-64話 65-68話 69-72話 73-76話 77-80話 81-84話 85-88話 89-92話 93-96話 97-100話 101-104話 105-108話 109-112話 113-116話 117-120話 121-124話 125-128話 129-132話 133-136話 137-140話 141-144話 145-148話 149-152話 153-156話 157-160話 161-164話 165-168話 169-172話 173-176話 177-180話 181-184話 185-188話 189-192話 193-196話 197-200話 201-204話 205-208話 209-212話 213-216話 217-219話(最終話)

善徳女王
1,2話 3,4話 5,6話 7,8話 9,10話 11,12話 13,14話 15,16話 17,18話 19,20話 21,22話 23,24話 25,26話 27,28話 29話 30話 31,32話 33,34話 35,36話 37,38話 39,40話 41,42話

カテゴリー

FC2カウンター

右サイドメニュー

検索フォーム


会員制SNSで報酬ゲット
今なら10ドルもらえる。


海外旅行は体験談を参考に!
竜宮小僧の旅案内

上級ホテルが驚くほど安く!
海外旅行が仕事


ランキング参加してます

ポチっとお願いします▽・w・▽

ブロとも申請フォーム