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美雨の部屋へようこそ

ちょっとだけスピリチュアルな世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

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善徳女王25話,26話 元祖『カノッサの屈辱』 Humiliation of Canossa

善徳女王25話,26話
王権?or 神権? 『カノッサの屈辱』 ”Humiliation of Canossa”


Umiliazione di Canossa
カノッサの屈辱
第23話,24話http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-130.htmlより続き
2515.jpg
http://www.bsfuji.tv/top/timetable/index.html  20100509


<感想と見どころ>

世界史上有名なカノッサ事件。
何のことか記憶が定かでなくとも、高校世界史で記憶にのこるフレーズだと思います。要約すると、このような事件。
聖職叙任権をめぐり、教皇グレゴリウス7世とドイツのハインリヒ4世が闘争した事件で、国王はグレゴリウス7世を破門にしましたが、怒った教皇に逆に国王降しをされ、王はやむなくカノッサの地で三日三晩ひざまずいて教皇に謝罪を請い、やっと許されたという、世に言う『カノッサの屈辱』です。1077年のことでした。

要約すると、自分の気に入った配下(司祭や司教)を任命するのに、当時皇帝であったハインリヒの判断(王権)により決定したことを、教皇が決定権は自分達(神権)にあると主張したことから、帝国を揺るがすような事件に発展し、結局は当時権威の勝った教皇グレゴリウスが国王ハインリヒを(キリスト教徒として)破門し王位を剥奪したため、ハインリヒがやむなく身を屈して謝罪をし許しを乞うたという有名なエピソード。

一見、教会側対帝国側の長期にわたった抗争における一事件でしかないようにも思えますが、実はこれは世の覇権を握るための、神権か王権かの戦いであったのです。この事件以後、四世紀にわたり(ボニファチウス8世の敗北まで)ローマ教皇庁では「王ですら教皇にひざまずいた」と教皇権の優位性の宣伝に使い、彼らは長い間権勢を思うがままに謳歌したのでした。

善徳女王が生まれた頃の新羅はカノッサ事件より四世紀古いけれど、王権が弱く神権をのさばらせた社会背景には共通したものがありました。この頃の国家は近代の統一国家と違い王権は一般に弱く、国内は多くの諸侯・領主に分け治められていました。彼らは各々土地と農民を所有し、私兵を養っていました。領主の所領は小独立国のようになり、国王の権力は弱まっていきました。このような背景下で大きな権力を持ったのはカトリック教会(新羅では神殿)でした。
ドラマ『善徳女王』でも上大等のセジョン公はじめ、真骨貴族達がこの大領主にあたり、荘園にあたる封土と農民、兵を所有し、蓄財をしていました。その頂点にミシルがいたわけですが、彼女は権力の決定打として神権を手にしていました。
国家に渡すべき暦(奪った伽耶暦、大明暦)と科学の力を利用して、神通力があるかのように民衆の目を欺いたミシル。当時は王室所属の日官(気象庁)でさえ、天神皇女ミシルに従わざるを得ませんでした。

世の権限―覇権を二分した、王室 対 神官・貴族諸侯の権力構造には、こうした背景があったわけですね。

世界史のことはさておき、そんな権力闘争の犠牲者となったチョンミョン王女の死。
国葬のあと、王宮の前でアルチョン郎がひざまずいて訴えたこととは「チョンミョン王女の死の解明」を通して、王権を正しく発動して欲しかったに他ならなかったと思います。

そして王女の死因究明とその奥にある悪の権力組織を正して欲しかったアルチョン。
そのため、身を呈し命をかけて郎粧決意で臨んだアルチョンの姿は、ミシルが牛耳ってた神権と戦うべき王権の主張側として、ハインリヒの姿と重なりました。
王女チョンミョンの死に替えて、王は今こそ王権を発動させ、歪んだ二重権力体制を正そうとすべきでした。

いつも批判してしまうことですが、本当にダメダメな王、チンピョン。
肝心のところで男が男にならず、王が王にならないでいるから、アルチョンが男に、もとい郎のなかの郎になり死を決して訴えた郎粧決意の姿は、まるで王のようでした。
しかしながら、王権の担い手である筈のチンピョン王はミシルの脅しに屈し(いつものことではありますが)、またもやミシルに膝を折ってしまうのです。

王権側が神権側に屈し、膝を折った日。

新羅が泣いた日。 

カノッサにも劣らない「新羅の屈辱」の日でした。




          では、あらすじです

第25話あらすじ
チョンミョン王女の遺言を守れないと言うトンマンは、ユシンを残して洞窟を出る。後を追うピダムに、自分と一緒にやる気があるなら、ソラボルにある旅館に来いと話すトンマン。トンマンのやろうとする内容を聞いたピダムは呆気に取られる。
その頃、町は王女がミシルに殺されたのではないかという噂で持ちきりだった。町でムンノに見つかったピダムは、ムンノにトンマンを助けたいと頼む。ムンノは本当にトンマンを気の毒に思うならと、ピダムの頼みを許可する。
一方、アルチョンは郎粧(ナンジャン)をして大殿の前に座り込み、王様にチョンミョン王女を殺した黒幕を調べるよう進言する。それを知ったミシルはチンピョン王に会い、王女を殺した人物を捜してもよいが、その場合双子の問題を再び議論すると交換条件を出す。苦渋の決断を迫られた王は、王女の件は事故だったと話す。
悲嘆にくれ自害しようとするアルチョンの前にトンマンが現れる。お前の出る幕ではないというアルチョンだが、トンマンは「自分は新羅(シルラ)の王女だ、生きて王女になり、花郎(ファラン)の主となるから死ぬな」と止める。
アルチョンの手を借り王妃と会ったトンマンは、神殿の地下に潜り込み、ソリに大明暦(だいめいれき)を解読した者がどこにいるのか問い詰める。しかしその時、ミシルが部屋へ。トンマンの頭に(啓示で)王冠を見たソリは、急いでトンマンを屏風の裏に隠す。ミシルに渡された毒を飲んだソリは、トンマンのために「ファドク寺のウォルチョン大師」という言葉を言い残す。それを聞いたトンマンは、ユシンとアルチョン、ピダムにファドク寺を襲うと告げる。お前の最終目標は何だと問うユシンに、トンマンは「新羅(シルラ)の王」になることだと話すのだった。


<25話ぷちギャラリー>

2505チョンミョン王女の葬儀
チョンミョン王女の葬儀
2506おのれ~! 墓もなく墓石もなく、跡形もな<br>く、お前は死ぬ!
おのれミシル!よくも平然と・・・

2509なぁ、一緒にやらないか?
新羅を・・・食ってやるの!なぁ、一緒にやらないか?

2512 おまえ、本気か?
ハァ?何言っちゃってんの~?おまえ正気か?

2509
木刀で砕けるわけがない岩が...それを見て決心するユシン

2516チョンミョン王女をそこへ行かせた双子の問題を再び審議します
チョンミョン王女の殺害犯を究明するなら こちらも和白会議で「双子の問題」を再び審議します

2517チョンミョンの死は....事故だった....
うっ・・・チョンミョンの死は....事故だった....

2519自殺を図るアルチョン
新羅よさらば
2520自殺を図るアルチョン
2521どくのだ、お前の出る幕ではない
どくのだ、お前の出る幕ではない!

2522生きて神国の王女となり、お前たちの主となる
死ぬ勇気があるなら耐え抜け!花郎の主として命令する!私は生きて神国の王女となり、お前たちの主となる
2524飛天之徒のアルチョン、花郎の主、王女様にご挨拶します。
飛天之徒のアルチョン、花郎の主にご挨拶申し上げます
2524a.jpg

2530大明暦を解明したのは誰だ?
言え。大明暦を解明したのは誰だ?





第26話あらすじ
新羅の王を目指しウォルチョン大師(だいし)を味方につけたいトンマン。同じ頃和徳(ファドク)寺にミシルが日食の有無を探りに来るが、ウォルチョンは正光暦(せいこうれき)がないからと明確に答えない。
ミシルが寺を出た後ソルチら復耶会(ふくやかい)は力ずくでウォルチョンを連れ去っていく。一方、和徳寺に監禁されていたチュクパンとコドはその隙をついてソファを連れ逃げ出すが、パグィとトクチュンに見つかり、ソファだけ矢に倒れてしまう。
ひと足遅く和徳寺に到着したトンマンたちは部屋から手紙を見つけ、ウォルチョンを連れ去ったのは復耶会の仕業と知り、彼らの砦を探し始める。
宮殿の外ではハジョンの企みによって「双子の王女を産んだ王妃を廃位せよ」との張り紙が広まり、チンピョン王らは動揺する。
トンマンに自分のもとを去るように言われたユシン。自宅に戻ると父ソヒョンに一族が復耶会の標的にされたと聞き、砦に乗り込んでいく。復耶会は伽耶(かや)の滅亡後、国を復興させようと大伽耶(テガヤ)のウォルヤを中心に結成された秘密組織で、新羅に取り入った金官伽耶(クムグァンガヤ)を恨んでいた。ユシンは彼らを説き伏せ、復耶会と同盟を結ぶ。
ピダムの機転で復耶会の砦を突き止めたトンマンたちは侵入するものの見つかってしまう。しかしそこに居合わせたユシンがトンマンを皆に「同盟の王」と紹介し、事態を収拾するのだった。


<26話ぷちギャラリー>
2603ユシン様を想い出にしておきたい、共に行けばユシン様を将棋の駒とみなすしかない、そんなの私には残酷すぎるから...だから私を捨てて...
ユシン郎を想い出にしておきたい・・・共に行けばユシン郎を将棋の駒とみなすしかないもの。そんなの私には残酷すぎるから...だから私を捨てて!

2604トンマン.....
トンマン...

2605ウォルチョン大師、お久しぶりです
ウォルチョン大師、お久しぶりです

2608複耶会です
複耶会の仕業です

2609私を縛りお前たちの長に差し出せ
私を縛りお前たちの長に差し出せ

2613複耶会に連行されたユシン
複耶会に連行されたユシン

2614複耶会の長、月夜(ウォルャ)
複耶会の長、月夜(ウォルャ)

2617a あぁぁ、くそまじめだな~!ユシンと仲良しだろ?類は友を呼ぶだね
貴様!王女様に無礼であるぞ!
あぁぁ、くそまじめだな~!ユシンと仲良しだろ?類トモだね~

ホジホジ
ホジホジ
...
・・・!
2619どうなさいますか?
どうなさいますか?

2620この方に全てをかけるつもりだ
このかたが私が選んだ王であらせられる!この方に全てをかけるつもりだ

2624控えおろう!
控えおろう!



今日印象に残った言葉・・・


”おのれミシル!
墓もなく墓石もなく、跡形もなく、お前は死ぬ!
この国の歴史にお前の名はただの一文字も残ることはない”
(第25話 王妃摩耶夫人)


”新羅を・・・食ってやる!”
(第25話 トンマン)





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Comment

ダリアさま 

ダリアさん、こんにちは。
このところ寒波とかで急に寒くなりましたが、ダリアさん風邪などひいてないですか?

私も韓国ドラマさっぱり見なくなっちゃったけど、録画してあるものは山ほどあって、古いのを見直すといろんな発見があって面白かったりしますよね。歴史物は、はやりすたれとか無いし面白いです^^

> 全然関係ないんだけれど、トランプ当選でちょっとへこんでます。(-_-;)

実は私も・・・
こんなことあっていいんでしょうか!?
ヒラリーも、どっちもどっちで反日人種だけれど、トランプは危なすぎ~~
でもたぶん長続きしないでしょう^^;
災い転じて吉となす、という言葉もあるし、案外よい形に転がっていくような??望みにかけています(笑)
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2016.11/10 09:42分 
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NoTitle 

美雨さん、こんばんは!(*^_^*)

最近はドラマもほとんど見なくなっちゃたけど、善徳女王は何度みても面白いですね。
アルチョン・・・・綺麗!("▽"*) ということに今気付いた!

全然関係ないんだけれど、トランプ当選でちょっとへこんでます。(-_-;)

また、ゆっくりきます。またね~(^^)/~~~
  • posted by ダリア 
  • URL 
  • 2016.11/09 23:43分 
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  • 2016.11/09 21:32分 
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  • 2016.11/08 22:03分 
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QooAIBO さま 

こんばんは。お久しぶりです^^
拙いブログですが、参考にしていただけて嬉しく思います。

「カノッサの屈辱」というフレーズ」は、何か忘れられない特有の響きがあるようですね。
どんな事件かは忘れても、その言葉だけは覚えている、という生徒も多かったです(笑)

余談ですが、
カノッサ事件から2世紀ほど経ち、今度は王権が神権を覆す事件、教皇の”バビロニア捕囚”とつながっていくのですが、カノッサで大雪の中、膝を屈して三日三晩詫び続けた王ハインリヒの、まさしく”雪辱戦”となった訳ですね。(笑)この事件はまた、「アナニの屈辱」とも呼ばれ、世界史の有名フレーズのひとつとなっています。
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2016.11/08 21:12分 
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かえるママさま、こんばんは^^ 

こんばんは^^
コメントと応援、かえるママ様、いつもありがとうございます。

> 権力者、歴史というのは意外にも論理的思考よりも喜怒哀楽の感情から大きく動く事が多いのかもしれませんね。
> 人間ですものね。

そうですね。国家の威信や国益だけで動いていたら、民も臣下も服従できないことはありますよね、
現に、いまのアメリカ大統領選のトランプ氏やヒラリーの抗争をみてると、人心を得る求心力って何だろうと、深く考えさせられます。

> うふふ「ホジホジ」のところが面白くてお茶目な美雨さんらしくてくすっと笑ってしまいました。

すみません、このバッチイ人、善徳女王で、トンマン王女のロマンスに関わる3ヒーローの一人になっていくんですが、あまりの変わりっぷりが面白いので、つい載せてしまいました。(笑)
  • posted by MIUMIU 美雨 
  • URL 
  • 2016.11/08 21:02分 
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こんばんは 

カノッサ事件。
今ではすっかり頭の中からなくなっていましたが、
この記事を見て思い出しました。
当時はあまりよくわからなかったのですが、よくわかりました。いつの時代も権力抗争が絶えないのですね。
  • posted by QooAIBO 
  • URL 
  • 2016.11/08 18:10分 
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  • 2016.11/08 17:05分 
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こんにちは 

こちらのブログやコメントはとてもお勉強になります。
権力者、歴史というのは意外にも論理的思考よりも喜怒哀楽の感情から大きく動く事が多いのかもしれませんね。
人間ですものね。

それにしても演技する俳優さん、女優さんがとてもお上手で迫真の演技で、表情から見て汲み取れますね。

うふふ
「ホジホジ」のところが面白くてお茶目な美雨さんらしくてくすっと笑ってしまいました。
  • posted by かえるママ21 
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  • 2016.11/08 14:10分 
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コウさん 

おはようございます。 

「カノッサの屈辱」というフレーズに興味を持って下さったんですね、ありがとうございます。(*^_^*)
この句、なかなかにスパイシーですよね。(笑)

>  善徳女王の時代 私兵を養っていたとのこと、日本の武士の台頭のきっかけが思い浮かびましたv-219


そうですね、平安から鎌倉時代にかけての社会的な背景と重なりますね。特に、関東圏における鉄器の品質向上や生産量の増加なども大いに影響があることなども近年、指摘されてきています。(=^・^=)

コメントありがとうございました。
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2010.05/16 11:29分 
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カノッサの屈辱 

 美雨さん おはようございます。
 
 「カノッサの屈辱」 言葉だけはよく覚えていたのですが、美雨さんの解説で良くわかりました。ありがとうございますm(_ _)m

 善徳女王の時代 私兵を養っていたとのこと、日本の武士の台頭のきっかけが思い浮かびましたv-219

 ではまた☆
  • posted by コウ 
  • URL 
  • 2010.05/16 07:06分 
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ユーモン郎ssi アンニョン 

ユーモン郎ssi 
アンニョン。オットン・イッソソヨ?
今日もアカデミックなコメントをありがとうございます。

議会と王権
神権と王権
議会(政府)と軍部

どこも、そしていつの時代も複雑な問題と権力構造を抱えているようですね。
昨日、確か51話だったか、チュンチュ(春秋)がトンマンの質問「正や正義が一番大事ではないのか?」に対し、「何が一番正しいかは、考えるほど曖昧なものになります。なぜならそれはいつも時や状況や時によって変ってくるからです」となかなか良い対応をしてトンマンをうならせるのですが、チュンチュはまだ十数年しか人生の経験がないのにどうしてあんな政治の奥義を知っているのだろう、と感心しました。昔の人は生きれる時間も短く限られていたから、すごく早く完成されてしまうのか、歴史から学ぶ比重が大きかったのか、トンマンもそうですがものの道理や本質をわきまえているんですよね。まあ、良いブレーンがいるからeducativeな情報が入ってくるのも早いのでしょうが・・。

なるほど、アイゼンハワー大統領も奥の手(Executive Order)を出していたのですね。人生画報にもときどき、時の移り変わりに昔のニュース映像を流すのですが、UNやUS・ARMYと解放軍の記録映像ですね。ああいう本物のドキュメント映像を(少しでも)見ると、その時代の臨場感にドキッとさせられます。ああ、こんな時代にヒョンシクたちは生きていたんだなぁ・・・と。
大統領に黙認されている権限(tacit Order)、これはひとつ間違うと国の興亡をわけてしまうことになりますね、本当に。ブッシュはやってくれました。(笑)あれがクリントンの時代に起きてたら、また違った歴史を作っていたと思います。トップが下す判断というのは歴史をつくってしまうからこそ、責任があるのですね。
いまトンマンも王になって随分と冷酷になったものだと思って見ていますが、統治者になって初めてそういうものを理解して、功労者であろうと側近であろうと、大局的な判断(ときに冷酷な)を下さなければならないのね、と今日のユーモン郎のカキコを読んで確信できた次第です。
また、ユーモン郎がちゃんと(?)人生画報を視聴なさってるのを知って嬉しかったです。(^O^)
早いのにオッソー、可笑しいですよね。パリパリ!っというのは副詞なんですね。
ナガボゴラ、チャール・ガー、OKです。

トイサンカキコしてるとユーモン郎が寝不足になってしまうので、この辺で。
では、アニョン・カ・シプシヨ(しっかり学習)

まだちょっとワインが残ってるギ ブン ウン な美雨でした<(_ _)>
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2010.05/11 00:41分 
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  •  
  • 2010.05/10 23:41分 
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王権と神権 大統領と議会 

 美雨宮主ssi アニョンハシムニカ!
 このブログ。訪問の方々が宮主の才能などなどを高く評価していらっしゃいますね。無論(ムルロン)ですが・・・。今日も勉強になりました。以下は特派員から若干のinfo.
 
 仕事のために、年初は今もお騒がせのタイ(バンコック)で過ごしていました。民主国家のタイとはいえ、過去から静かなクーデタ―騒ぎが繰り返されています。ただし、その一方では、裏で王家と仏門と軍部、そして議会との間での綱引きが行われているようです。
 本日のブログテーマにあるように、高句麗王ですら新羅王ですら、ペクソンドル(庶民)の意識を統一するために神権は無視できなかった。トクマンが国民を無知豪昧から解放するために、天文台を作るという偉業を成したのも、神権を操る勢力との争いが背景にあったのでしょうね。
 時代は飛びますが、『人生画報』の背景でもある、1950年。国境を超えて北から軍が南下した時、当時の米国アイゼンハワー大統領は、「議会の承認」も得ずに、米国軍(ドラマでは「UN」が前面に出ていますが)に対して開戦の指示を出しています。米国の大統領には韓流ドラマの王のように大きな権限が付与されてはいるのですが、平時では法の執行には議会の承認を得ることが原則です。では、緊急時の大統領の権限(Executive Order ; E.O.)はどうか?これが憲法論議ともなっています。1990年の湾岸戦争の際も、イラク軍がクウェートに侵攻するのを衛星でキャッチしたホワイトハウスでは、ブッシュ(パパ)大統領が「議会が何と言おうと、軍を出す」との発言を行ったそうです。黙認されている権限ではあります。しかし、明文化はできない行為でもあるようです。
 王権と神権にちなんだ思い出でしたが、歴史や政治の世界には弱いので、ト~イサン(これ以上)触れません。パンドシのテ・ジョヨンやトッポギやテンジャンチゲの話が楽しいです。
 そこで、先のバンコック拠点での短期仕事中の話。その際に、ホーチミン(ベトナム)からプノンペン(カンボジア)まで陸路で国境を越えたことがあります。泊まったホテルは、カジノが許されている中国資本の「ナガ」ホテルです。夕食が韓国料理レストラン(ビビンバ定食が手軽でした)であったこともあり、ゴルフ好きな先輩が「韓国人のプレイヤーたちは議論ばかりでプレーが遅い。そんな時には何と言えばいいか?」と聞くので、「オッソ(早く)カセヨ(行ってください)とか、カシプシヨ(行ってください)と伝えれば良いです」と話したことがあります。この「カ」という一文字。カァ~といえば「行け!」になるし、チャル・ガァ~(ガヨ)といえば「じゃあ行って」。アニョン・カ・シプシヨと丁寧になれば、「(お元気で)さようなら」となる。日本語に負けず難しいですね。
 実は、プノンペンのホテルの名前は「ナガ」。この「ナ」は「出ていく」ことを意味します。ドラマでは「ナガボゴラ(下がって良い)」と王様が使いますね。オッソ・ナァ~となれば「早く出ろ」。先輩には、「ところで、このホテルの名前は、出て行けホテルです」と伝えたのですが、ハングルとは縁のない先輩でしたので、ウケませんでした。

以上、赤坂香徒ユーモン郎でした

サミーさん 

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

> 王室VS神官をカノッサの屈辱に結びつけるところは美雨さんらしいですね。
> こういう発想力は流石です。
> 改めてカノッサの屈辱を再認識しました。

ありがとうございます。
「カノッサの屈辱」は、丁度西ローマ帝国が滅びてゲルマン大移動終わった後、封建制度の確立という章で教えるんです。教科書にはカノッサ事件が載っているものと無いものがあり(ただ教皇と神聖ローマ帝国の王の対立とだけ表記)、そんなツマラナイ教え方より、絶対に「カノッサの屈辱」というフレーズで教えた方が(なにやらすごい物語っぽくて)面白いですよね。このあと十字軍遠征が始まっていくんですが、近代史を教えるよりドラマチックで語る方が先生達も(熱くなる?)楽しいでしょうね。(=^・^=)

> でも天意はどこかに永く止どまることはないとチョンミョン王女が言うように、ミシルもいつかは屈辱を味わうことになるのでしょうね。

サミーさんすごく記憶力良いんですね・・・というか、すごい学習してらっしゃる。(感動)ついこの間から見始めたばかりなのに流石です(爆)。
そのセリフ、「印象に残る言葉」で使えばよかった、と今一瞬後悔しました。(>_<)
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2010.05/10 22:11分 
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しげっちさん 

こんばんは
今日もコメントありがとうございます。<(_ _)>

善徳女王、どんどん面白くなっていきますね!
しげっちさんは木曜日のBSフジでご覧になっているのですよね?
私は字幕のみの録画と日本語だけのフジのと両方比べながら見る事ができるのですが、どちらも長所と欠点があって(やはり声は原語の方がずっと素敵ですね!)、双方捨て置けないものがあります。字幕のみの(KNSの録画)ものは、あまり訳が上手じゃなくて、韓国語的な表現が多いので??なことがあり、日本語の吹き替えで見直すとああ、なるほどこういう意味だったんだなとやっと納得できます。^_^

週一回のカット版は本当にストレスフルですね(>_<)
フジテレビ2は毎日ノーカット版やってるみたいですね。木の吹き替えと比べても楽しいですよね。
25話のアルチョン、美しかったです~.+.(♥ ´ω`♥) ゜+.
アルチョンは最後まであまり変わらないキャラみたいですね。あの性格、絶対A型だと思いませんか?(=^・^=)


  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2010.05/10 21:58分 
  • [Edit]

王室VS神官 

王室VS神官をカノッサの屈辱に結びつけるところは美雨さんらしいですね。

こういう発想力は流石です。

改めてカノッサの屈辱を再認識しました。
ありがとうございます。

この時代は今のような情報網がなかったから情報を多く持つものがそれを利用して勝ち組になったんでしょうね。

でも天意はどこかに永く止どまることはないとチョンミョン王女が言うように、ミシルもいつかは屈辱を味わうことになるのでしょうね。
  • posted by サミー 
  • URL 
  • 2010.05/10 18:37分 
  • [Edit]

No title 

美雨さん、、こんにちは。

『善徳女王』先が楽しみになりますね。
週1の放送は、本当にストレスです!

歴史的なお話も為になる事がたくさんあって、
それを、頭において見ると、違ってきます。
今回のアルチョン郎、美しいです!
出番も多そうで、ますますハマっていきそう!

KBSチャンネル視聴できるので、こちらの番組も
しっかり見ないとです。
『善徳女王』すごいドラマだったんですね。
  • posted by しげっち 
  • URL 
  • 2010.05/10 17:27分 
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プロフィール

MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

過去記事は画面右上の検索フォームか左下のカテゴリー、早見表で探して下さい。

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風の国あれこれ
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人生画報
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善徳女王
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