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2010.07/17 [Sat]
人生画報97,98,99,100話 再び回り始めた人生の輪
[ソン・イルグク] ブログ村キーワード人生画報 あらすじと感想・雑記 「인생화보」
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人生画報97,98,99,100話 再び回り始めた人生の輪 人生画報DVD25巻
97,98話 9/26 (水) 19:15 ~ 20:10 再9/30 (日) 2:30 ~ 3:30 (60分)
9,100話 9/27 (木) 19:15 ~ 20:10 再10/1 (月) 2:35 ~ 3:35 KBS World
第93~96話http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-204.htmlより続き
第97話あらすじ
結婚したい女性には子供がいると話すと父ヨンソクは激怒し、ヒョンウは思いあまってその子供は自分の子だと嘘をつく。ヨンソクはヒョンシクに兄の相手の女について調べるよう命じるが、関わりたくないと言って断られ、悲嘆にくれてウォルヨンに調査してくれる人材を依頼する。おなじころミンスのおばあさんは孫のミンスのアパートに若い女が出入りしていて、大きな荷物を持って入って行ったとの噂を耳にする。案の定、おばあさんが訪ねてみると同じ職場の事務員の女性がミンスを勝手に待っていた。おばあさんは独身の女が男の家で暮らすなんて非常識だろうといって追い出してしまう。
ジョンリムはエリムにとりあえず子供を置いて1人で家族に会いにくるよう諭すが、エリムはそれでは子供を否定したことになる、と言い張る。
子持ち女と結婚だと!?ふざけるな!!いますぐ別れろ
相手の女について調べろ
第98話あらすじ
ジョンリムからエリムが帰ってくると聞いたイ・チドは、エリムがアメリカで勉強を終え博士号を取得して帰るのだと糠よろこびし、祝いの準備をして出迎える。そこにソンジェを連れて現れたエリムを見てチドは混乱する。やがて事実が明らかになり、チドは留学したはずの娘が博士号も取れず、恋愛して結婚しただけだったと嘆き期待外れだったことに失望する。そしてまたもや怒りの矛先をジョンリムに向け、カバンをなくしたせいでエリムが不幸になったと、何もかもジョンリムのせいにして責める。身の置き場がどこにもないジョンリムは涙を浮かべてミンスのところに行くが、ジョンリムの母に釘をさされているミンスはジョンリムを冷たくあしらって早く帰れと突っぱねるのだった。 一方、休日にも拘らず仕事があるからと家を出たヨンソクを訝って、シン家の母はウォルヨンのビヤホールをこっそり訪ね、夫と彼女が一緒にいる部屋に踏み込む。慌てておたおたと言い訳をするヨンソクに、妻は父として恥ずかしくないのかと大いに怒る。その頃ヒョンシクのオフィスに、ユニオン商事からセメントの件で一本の電話がかかってくる。それは他でもないエリムの声であった。何か心に引っ掛かるものを感じとったヒョンシクはすぐさまコールバックするが、エリムは退席していて、かわりの職員に先ほどの電話をよこした女性の名を尋ねると「イ・エリムさんです」と返事が返ってくる。驚きのあまり固まってしまうヒョンシクであったが・・・
で、この子は!?
私の子なの
全てジョンリムのせいにするイ・チド
お前がカバンを失くさなければ家は没落せずエリムもいい結婚が出来たんだ!
決心が固いなら堂々と紹介すればいのに
盗み聞きしたミンジョン
冷たく突き放すミンス
エリムからの電話
もしセメントのカタログをお望みでしたら・・
言葉に詰まるエリム
エリム・・・!?
びっくりするヒョンシク
第99話あらすじ
エリムがユニオン商事で働いていると知ったヒョンシクは、すぐさまオフィスを出てエリムに会いに行こうとするが、部下のマクトゥンに止められる。つい昨日ではあるがエリムの家の事情を知った母からエリムの身の上を聞いていたマクトゥンは、エリムが米国で結婚して子供もいるとヒョンシクに告げる。ショックを隠せないヒョンシク。一方、エリムのことが頭から離れない母はジョンリムにエリムの家の住所を聞き、訪ねていく。家主に会った母は、そこでエリムが終戦直後からそこで生活していたと聞き、アメリカ留学は偽りだったと知る。
ユニオン商事の前でエリムを待ち伏せし、彼女との再会を果たすヒョンシク。昔釜山の海で語らったように湖を背にして互いの身の上を確かめ合うふたりの姿は何一つ変わっていないのに、5年という重い月日だけが二人の上を通り過ぎていたのだった。結婚して子供がいると聞いていたヒョンシクはエリムに幸せかと問うが、昔のように同じ質問を返される。エリムが幸せな暮らしをしていると確信したヒョンシクは、心を切り替えて、婚約者に「早く結婚しよう」と声をかけミンジョンを喜ばせる。
一方、ミンスの祖母は熊を尋ね、いくら出せば孫を自由にしてくれるのかと直談判する。
エリム..
めぐりあい再び
「幸せか?」
エリムを忘れるために・・
喜ぶミンジョン
素直に抱けないヒョンシク
孫のミンスを
第100話あらすじ
ユニオン商事の支社長に、セメントを発注した東亜住宅のヒョンシクを工場まで案内するよういいつかったエリムは、エントランスでヒョンシクを出迎える。驚くヒョンシクに「御希望なら担当者を変えましょうか」と問うエリムを、ヒョンシクは無言で車に乗せる。セメント工場で現地スタッフの案内を受けるが、スタッフの説明よりむしろエリムが気になってしかたないヒョンシク。帰り際、スタッフとエリムの会話からエリムが未婚だという事実を知ったヒョンシクは彼女を問い詰めるが、エリムは何も答えようとしない。そして「私が幸せかときいたけど、わたしは幸せだから」とだけ言い残し立ち去るのであった。
ヨンソクの妻はウォルヨンを呼び出して話し合いの場を持つが、開き直った態度をとられてしまう。
一方、エリムの家を訪ねてきた母は、ソンジェの面倒をみるヒョンウの姿を見て驚く。ヒョンウはそこで率直に彼女をずっと愛していたこと、エリムと結婚したいと思いを伝える。
車で案内をまかされるエリム
セメントの話などもはやどーでもよくなっているヒョンシク
余計なことを言うありがたいセメントスタッフ
なんだって!!
ジョンリムのまんじゅうを買うミンジョン
開き直るウォルヨン
そんな女の生活を体験してみたくて
今家に帰ることは
おばあさんの家に行かない?
ええっ シン先生
<人生画報のこんなところが好き!>
再び回り始める魔法陣。これは地獄への魔法陣?それとも天国への・・・?結局、5年前と何ら変わりない関係を演じてる二人が滑稽であり哀しくもある。やっと結ばれて、もどかしさから解放された視聴者をまたもやもどかしくさせる人生画報。一番地獄を味わってるのは見ている私達の方かもしれない。いい加減にしてよ脚本家!といっそ見なければいいのだけどそうもいかない人生画報。忍耐力との闘いです。
ずっと昔に「リム回し」を語る回があったけど、伏線となっていたあのリムの喩えがこんなところで再現されて、ふたたびみたび回り始めるなんて、あのときは当のふたりも思ってもみなかったでしょう。「リム回しは一度転がすと倒れるまで止まらない・・・それが人生だ。今、リムを転がしてる気分だ」と語るヒョンシクに
「倒れるのがそんなに怖いの?」と言葉を添えるエリムの眼差しに、倒れたらまた転がしてけばいいじゃないの、という強さと希望を見出した、あのリム回しのエピソードです。
しかし今回の、家主さんがエリムの苦労を母親に聞かせるシーンは泣けました。
初めてここに住み着いたころはエリムは骨と皮で、足を棒にして歩きまわってやっと仕事をみつけたこと、女手ひとつで子供を育てることがどんなに大変か・・・それでもエリムは口に出さずじっと堪えてきたこと・・・。感動します。
エリムはもともと強い女性でしたが、母となってもっと忍耐強くなったのですね。でも、その強さを支えてきたのは、ヒョンシクへの愛と希望であったと確信します。
にも拘らず再会を果たしたヒョンシクに、なおも真実を告げようとしないエリム。それは婚約をしたヒョンシクの幸せを思うがための愛ゆえ?それとも運命と恋人に裏切られたとの絶望感から?
さもなければ、立ち直れないほど傷つけてしまったヒョンシクへの罪滅ぼしのように彼女は十字架を背負って生きる覚悟をしたのだろうか。十字架を負うのは本来ヒョンシクの筈なのに。
韓ドラの定番だけど、誰にも何も語らず自己犠牲をしいて見返りがないばかりか、誤解を受けたり、憎しみに発展してしまうというパターン、本当に多い。エリムの”沈黙の”自己犠牲は、ヒョンシクをあんな打算的な冷血人間にしてしまい、女性不信に、ううん、人間不信に変えてしまった。ヒョンシクがこの回でミンジョンに放った言葉「俺は他人を信じない」「女も同様だ」は真実だったと思う。
それでもなおエリムはヒョンシクの傷をえぐる言葉を付け加える。もしまた時があの場に戻ったらわたしは同じことをするでしょう、と。その裏にある真実は告げずに・・・
太王四神記のキハがやはり同じようなシチュエーションでタムドクの心を傷つけ、お互い憎しみ合う敵同士になってしまったのを思い出すけど、韓ドラで一番イケナイところというか、日本人として理解に苦しむポイントはここにあると思う。
あちらでは、こういった自己犠牲は決して語らず、自分ひとりの内に堪えることが美徳なのだろうか・・・本当にそんなことを考えてしまう。前回書いた、「沈黙は金、雄弁は銀」も、ときとしてひとつ間違うと命取りになりかねない。一人の人間の心を殺してしまうのだから・・・
それでも最後に相手がヒロインの(自己犠牲をしいた)真実に気付いてくれればしめたものだけど、もうどうにも手の施しようがなくなったさいごのさいご(最期?)に初めてヴェールが掃われて涙のエピローグ、などという終わり方も少なくない韓ドラに、裏切られたような、うそ寒い思いをしたのは私だけでしょうか。
しかしながら人生画報は悲劇ではなかったし、最後まで観ていたからこんなことが書ける自分ですが、正直固唾をのんで見守ることも何度もありました。そう、祈る気持ちで。
にしても面白いのは、子供を産む前:5年前と何ら変わらないやりとりを演じてるふたり。ヒョンシクが追い、エリムが逃げる。ヒョンシクの問いかけに、問いかけで答えるエリムの押し合い引き合いで、くっついては引き寄せ会うもどかしいパターン。何度、何十度見たことか・・・。(苦笑)
でも、それが人生画報なのでしょうね。
釜山の風景がソウルに、そして、海の背景が湖に変わっただけで、もう子供もいる二人が、常に新鮮で緊張感あるロマンスを紡いでいってくれるからこそ、人生画報はやめられないのかも。
幾らでも、何度でも巡っては回り回っては巡る人生の輪を、ヒーローもヒロインも、そして視聴者も一緒に描いていくキャンバスなのでしょう。
美雨
101,102,103,104話 http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-215.htmlへ
SONG ILKOOK
ソン・イルグクさん 「송일국,宋一国,SongIlKook
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original date 2010.07.17
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9,100話 9/27 (木) 19:15 ~ 20:10 再10/1 (月) 2:35 ~ 3:35 KBS World
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第97話あらすじ
結婚したい女性には子供がいると話すと父ヨンソクは激怒し、ヒョンウは思いあまってその子供は自分の子だと嘘をつく。ヨンソクはヒョンシクに兄の相手の女について調べるよう命じるが、関わりたくないと言って断られ、悲嘆にくれてウォルヨンに調査してくれる人材を依頼する。おなじころミンスのおばあさんは孫のミンスのアパートに若い女が出入りしていて、大きな荷物を持って入って行ったとの噂を耳にする。案の定、おばあさんが訪ねてみると同じ職場の事務員の女性がミンスを勝手に待っていた。おばあさんは独身の女が男の家で暮らすなんて非常識だろうといって追い出してしまう。
ジョンリムはエリムにとりあえず子供を置いて1人で家族に会いにくるよう諭すが、エリムはそれでは子供を否定したことになる、と言い張る。
子持ち女と結婚だと!?ふざけるな!!いますぐ別れろ
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第98話あらすじ
ジョンリムからエリムが帰ってくると聞いたイ・チドは、エリムがアメリカで勉強を終え博士号を取得して帰るのだと糠よろこびし、祝いの準備をして出迎える。そこにソンジェを連れて現れたエリムを見てチドは混乱する。やがて事実が明らかになり、チドは留学したはずの娘が博士号も取れず、恋愛して結婚しただけだったと嘆き期待外れだったことに失望する。そしてまたもや怒りの矛先をジョンリムに向け、カバンをなくしたせいでエリムが不幸になったと、何もかもジョンリムのせいにして責める。身の置き場がどこにもないジョンリムは涙を浮かべてミンスのところに行くが、ジョンリムの母に釘をさされているミンスはジョンリムを冷たくあしらって早く帰れと突っぱねるのだった。 一方、休日にも拘らず仕事があるからと家を出たヨンソクを訝って、シン家の母はウォルヨンのビヤホールをこっそり訪ね、夫と彼女が一緒にいる部屋に踏み込む。慌てておたおたと言い訳をするヨンソクに、妻は父として恥ずかしくないのかと大いに怒る。その頃ヒョンシクのオフィスに、ユニオン商事からセメントの件で一本の電話がかかってくる。それは他でもないエリムの声であった。何か心に引っ掛かるものを感じとったヒョンシクはすぐさまコールバックするが、エリムは退席していて、かわりの職員に先ほどの電話をよこした女性の名を尋ねると「イ・エリムさんです」と返事が返ってくる。驚きのあまり固まってしまうヒョンシクであったが・・・
で、この子は!?
私の子なの
全てジョンリムのせいにするイ・チド
お前がカバンを失くさなければ家は没落せずエリムもいい結婚が出来たんだ!
決心が固いなら堂々と紹介すればいのに
盗み聞きしたミンジョン
冷たく突き放すミンス
エリムからの電話
もしセメントのカタログをお望みでしたら・・
言葉に詰まるエリム
エリム・・・!?
びっくりするヒョンシク
第99話あらすじ
エリムがユニオン商事で働いていると知ったヒョンシクは、すぐさまオフィスを出てエリムに会いに行こうとするが、部下のマクトゥンに止められる。つい昨日ではあるがエリムの家の事情を知った母からエリムの身の上を聞いていたマクトゥンは、エリムが米国で結婚して子供もいるとヒョンシクに告げる。ショックを隠せないヒョンシク。一方、エリムのことが頭から離れない母はジョンリムにエリムの家の住所を聞き、訪ねていく。家主に会った母は、そこでエリムが終戦直後からそこで生活していたと聞き、アメリカ留学は偽りだったと知る。
ユニオン商事の前でエリムを待ち伏せし、彼女との再会を果たすヒョンシク。昔釜山の海で語らったように湖を背にして互いの身の上を確かめ合うふたりの姿は何一つ変わっていないのに、5年という重い月日だけが二人の上を通り過ぎていたのだった。結婚して子供がいると聞いていたヒョンシクはエリムに幸せかと問うが、昔のように同じ質問を返される。エリムが幸せな暮らしをしていると確信したヒョンシクは、心を切り替えて、婚約者に「早く結婚しよう」と声をかけミンジョンを喜ばせる。
一方、ミンスの祖母は熊を尋ね、いくら出せば孫を自由にしてくれるのかと直談判する。
エリム..
めぐりあい再び
「幸せか?」
エリムを忘れるために・・
喜ぶミンジョン
素直に抱けないヒョンシク
孫のミンスを
第100話あらすじ
ユニオン商事の支社長に、セメントを発注した東亜住宅のヒョンシクを工場まで案内するよういいつかったエリムは、エントランスでヒョンシクを出迎える。驚くヒョンシクに「御希望なら担当者を変えましょうか」と問うエリムを、ヒョンシクは無言で車に乗せる。セメント工場で現地スタッフの案内を受けるが、スタッフの説明よりむしろエリムが気になってしかたないヒョンシク。帰り際、スタッフとエリムの会話からエリムが未婚だという事実を知ったヒョンシクは彼女を問い詰めるが、エリムは何も答えようとしない。そして「私が幸せかときいたけど、わたしは幸せだから」とだけ言い残し立ち去るのであった。
ヨンソクの妻はウォルヨンを呼び出して話し合いの場を持つが、開き直った態度をとられてしまう。
一方、エリムの家を訪ねてきた母は、ソンジェの面倒をみるヒョンウの姿を見て驚く。ヒョンウはそこで率直に彼女をずっと愛していたこと、エリムと結婚したいと思いを伝える。
車で案内をまかされるエリム
セメントの話などもはやどーでもよくなっているヒョンシク
余計なことを言うありがたいセメントスタッフ
なんだって!!
ジョンリムのまんじゅうを買うミンジョン
開き直るウォルヨン
そんな女の生活を体験してみたくて
今家に帰ることは
おばあさんの家に行かない?
ええっ シン先生
<人生画報のこんなところが好き!>
再び回り始める魔法陣。これは地獄への魔法陣?それとも天国への・・・?結局、5年前と何ら変わりない関係を演じてる二人が滑稽であり哀しくもある。やっと結ばれて、もどかしさから解放された視聴者をまたもやもどかしくさせる人生画報。一番地獄を味わってるのは見ている私達の方かもしれない。いい加減にしてよ脚本家!といっそ見なければいいのだけどそうもいかない人生画報。忍耐力との闘いです。
ずっと昔に「リム回し」を語る回があったけど、伏線となっていたあのリムの喩えがこんなところで再現されて、ふたたびみたび回り始めるなんて、あのときは当のふたりも思ってもみなかったでしょう。「リム回しは一度転がすと倒れるまで止まらない・・・それが人生だ。今、リムを転がしてる気分だ」と語るヒョンシクに
「倒れるのがそんなに怖いの?」と言葉を添えるエリムの眼差しに、倒れたらまた転がしてけばいいじゃないの、という強さと希望を見出した、あのリム回しのエピソードです。
しかし今回の、家主さんがエリムの苦労を母親に聞かせるシーンは泣けました。
初めてここに住み着いたころはエリムは骨と皮で、足を棒にして歩きまわってやっと仕事をみつけたこと、女手ひとつで子供を育てることがどんなに大変か・・・それでもエリムは口に出さずじっと堪えてきたこと・・・。感動します。
エリムはもともと強い女性でしたが、母となってもっと忍耐強くなったのですね。でも、その強さを支えてきたのは、ヒョンシクへの愛と希望であったと確信します。
にも拘らず再会を果たしたヒョンシクに、なおも真実を告げようとしないエリム。それは婚約をしたヒョンシクの幸せを思うがための愛ゆえ?それとも運命と恋人に裏切られたとの絶望感から?
さもなければ、立ち直れないほど傷つけてしまったヒョンシクへの罪滅ぼしのように彼女は十字架を背負って生きる覚悟をしたのだろうか。十字架を負うのは本来ヒョンシクの筈なのに。
韓ドラの定番だけど、誰にも何も語らず自己犠牲をしいて見返りがないばかりか、誤解を受けたり、憎しみに発展してしまうというパターン、本当に多い。エリムの”沈黙の”自己犠牲は、ヒョンシクをあんな打算的な冷血人間にしてしまい、女性不信に、ううん、人間不信に変えてしまった。ヒョンシクがこの回でミンジョンに放った言葉「俺は他人を信じない」「女も同様だ」は真実だったと思う。
それでもなおエリムはヒョンシクの傷をえぐる言葉を付け加える。もしまた時があの場に戻ったらわたしは同じことをするでしょう、と。その裏にある真実は告げずに・・・
太王四神記のキハがやはり同じようなシチュエーションでタムドクの心を傷つけ、お互い憎しみ合う敵同士になってしまったのを思い出すけど、韓ドラで一番イケナイところというか、日本人として理解に苦しむポイントはここにあると思う。
あちらでは、こういった自己犠牲は決して語らず、自分ひとりの内に堪えることが美徳なのだろうか・・・本当にそんなことを考えてしまう。前回書いた、「沈黙は金、雄弁は銀」も、ときとしてひとつ間違うと命取りになりかねない。一人の人間の心を殺してしまうのだから・・・
それでも最後に相手がヒロインの(自己犠牲をしいた)真実に気付いてくれればしめたものだけど、もうどうにも手の施しようがなくなったさいごのさいご(最期?)に初めてヴェールが掃われて涙のエピローグ、などという終わり方も少なくない韓ドラに、裏切られたような、うそ寒い思いをしたのは私だけでしょうか。
しかしながら人生画報は悲劇ではなかったし、最後まで観ていたからこんなことが書ける自分ですが、正直固唾をのんで見守ることも何度もありました。そう、祈る気持ちで。
にしても面白いのは、子供を産む前:5年前と何ら変わらないやりとりを演じてるふたり。ヒョンシクが追い、エリムが逃げる。ヒョンシクの問いかけに、問いかけで答えるエリムの押し合い引き合いで、くっついては引き寄せ会うもどかしいパターン。何度、何十度見たことか・・・。(苦笑)
でも、それが人生画報なのでしょうね。
釜山の風景がソウルに、そして、海の背景が湖に変わっただけで、もう子供もいる二人が、常に新鮮で緊張感あるロマンスを紡いでいってくれるからこそ、人生画報はやめられないのかも。
幾らでも、何度でも巡っては回り回っては巡る人生の輪を、ヒーローもヒロインも、そして視聴者も一緒に描いていくキャンバスなのでしょう。
美雨
101,102,103,104話 http://yonipo.blog13.fc2.com/blog-entry-215.htmlへ
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ソン・イルグクさん 「송일국,宋一国,SongIlKook
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JUNJUNさま
こちらにもコメントありがとうございます。m(__)m
6年の歳月が経ったとはいえ、本当に、ションシクは洗練されて見違えるまでになりましたね。英語力にも格段の差をもらせるなんて、脚本もニクかったですが、それを演じ分けていたイルグクさんもすごいです。(笑)
本当は気付いてほしいのに、勇気なくためらうエリムの姿が本当にもどかしく、まだ複雑な背景のあるヒョンシクの環境を思いやるエリムの配慮が、悲しくも愛おしいです。
電話の受話器を持つイルグクさん、本当に素敵ですね。
どちらかというと、携帯(特にスマホ)を持つイルグクさんより、この頃のガッチリ大きな電話のようがしっくりきます。
携帯、あの大きな掌のなかに隠れちゃうし~(^^;)